肝臓の疲れからおこる加齢臭

肝臓の疲れからおこる加齢臭

 

 

夏場汗をかいて忙しく動き回ったあと、服を着替えると汗臭さに混ざって鼻をつくようなアンモニアのにおいがする…。そういった経験はありませんか。

 

もし中高年ならこれはただの加齢臭として見過ごされてしまうところですが、体臭と多汗症の専門家である五味常明医師によると、これは忙しいサラリーマンに多く起こる加齢臭で疲労臭とも呼ばれるようです。この疲労臭は肝機能がダメージを受けている時に発生するため見逃せない大事なサインとなります。

 

疲労臭の原因は体内のアンモニア

 

アンモニアは体内でタンパク質が分解された時に生じる成分であり、筋肉疲労が解消される時や腸内細菌の活動時に大量に発生します。アンモニアは有害物質であるため、体内で発生すると体はすぐにそれを無害な物質か害の少ない物質に置き換え、排出します。

 

肝臓が弱ると

 

肝臓は主にアンモニアを尿素に分解し尿として排出する役割を担っており、正常な状態では体内にアンモニアが溜まらない仕組みになっています。

 

五味医師によると、疲労臭はその名のとおり体の疲労により引き起こされる加齢臭であり、一般的な汗臭さが皮膚上の細菌が汗を分解して起こるのに対し、疲労臭は肝臓機能が低下して発生します。代謝されずに残ったアンモニアは血流に乗って体の各所にいきわたり汗や皮脂に混ざって汗腺から排出されます。

 

肝臓が弱らないようにするには

 

疲労臭を予防するには、まず疲れをためないことが大切ですが、そのほかに五味医師は以下のポイントも重要だと述べています

 

(1)規則正しい生活
(2)バランスのとれた食事
(3)十分な睡眠
(4)適度なリラックス
(5)ストレスをためない
(6)腸内環境の改善
(7)程よい入浴で血液循環を高める
(8)クエン酸やレモンを積極的に摂る

 

疲労臭予防は健康増進と全く重なることがお分かりいただけたと思います。たかが加齢臭と侮らず、毎日肝臓をいたわった良い習慣を取り入れていきたいものです。