男性の加齢臭と制汗剤

男性の加齢臭と制汗剤

 

 

男性の体にはもともと外分泌腺体が多いうえ活動的ということもあり、汗腺が女性より発達しています。このため運動などで汗をかくと、体内の熱と一緒に汗のにおいを排出します。この時肉中心の食生活や二日酔い、喫煙など悪い生活習慣があると、体から酸性の代謝物が大量に分泌し、においは更にきつくなります。

 

制汗剤は万能?

 

では汗を減らせればにおいが軽減するため、制汗剤を使えば良いのでしょうか。今はまるで加齢臭を消し去ってくれると錯覚するような宣伝文句の制汗剤がたくさんあり、加齢臭対策に制汗剤を選ぶ人が多いと思います。確かに制汗剤は汗の出口である汗腺を塞ぐことで、腺細胞を萎縮させ汗の分泌を減らします。しかし実際これを万能薬のごとく身体中に塗りたくれば、思いもよらぬ皮膚トラブルに発展することがあるのです。

 

発汗の効果

 

発汗は重要な体温調節機能を担っており、皮膚上の汗が乾く時に体温以外に一緒に発生した体内毒素も排出する役割があります。また汗は皮膚表面で皮脂と混ざると乳化して皮脂膜を作り、排出された毒素が皮膚を刺激しないよう保護します。

 

制汗剤のデメリット

 

長期にわたり制汗剤を使い続けると、体内毒素が正常に排出されず皮膚上に留まって皮膚を刺激し、赤みやかゆみ、白斑、ひどい場合は毛嚢炎を引き起こします。また制汗剤はエタノールやホルムアルデヒド、タンニン酸、香料を含み、これらはアレルギー性皮膚炎を誘発することが指摘されています。中でも防腐剤であるホルムアルデヒドで目の痛み、喉のかゆみ、咳、呼吸困難、頭痛といった中毒症状を起こす人もいます。

 

使用時はこんなことに注意

 

初めて使用する製品はまず手のひらに少量塗布し、30分様子をみてから使用するか決めるようにします。まずは生活習慣から加齢臭の改善をし、それでもにおいが気になる時の応急処置として制汗剤を使用するようにしましょう。